私は金銭欲に疎いためか、絵を稼ぎに繋げようなどと考えてしまうとどうも駄目で、うまく絵が描けません。
ただ、私の拙い絵を通じて、ほんのわずかな人に小さな感動を与えられたら…。
嬉しい反応を頂けるのが私にとって大きな喜びで、それがとても嬉しくて、僅かながらも感動していただける絵を描こうと描き続け、今に到っております。

これまで全く接点のなかった方に、絵を通じて感動していただけるということはとても嬉しいことです。
世の中が日に日に便利にスマートになり、変化のスピードがどんどん増して、うっかりすると置いてけぼりになりそうな、落ち着かない現代。
そんな中で、変わらずにあるもの、忘れ去られていたものに眼差しを当て、そんな変わらない世界を想像して描いて、観て頂ける人に何か心の拠り所の様なもの、ふるさとの温かさやしっとりとした郷愁を感じて頂けると嬉しいのです。