先週辺りから来年の年賀状の原画を制作しております。

和紙でB4ぐらいのサイズのきりえです。
(どんど焼きの絵は好きなので何度か描いておりますが、またトライしてみました)
私は7年前に切り絵を始めるまでは、本格的に絵を描いたことがなく、描くと言えば年に1回か2回、年賀状か暑中お見舞いのはがき印刷用ににA4サイズぐらいの画用紙にサインペンと色鉛筆でもって素朴画を描く程度でございました。
その当時から絵葉書やカレンダーで見る滝平二郎さんや関口コオさんのきりえがとても好きで、作風を参考にしながら描いておりました。
今でも滝平さんや関口さんは(足元にも及びませんが)とても憧れの存在で、もっと早い内に切り絵を始めておけばよかったと、ご健在だった時にお会いできなかったのが悔やまれます。
年賀状の原画は今、色付けの段階まで行っているのですが、今日は少年の着ている半纏の色が下の画像のように地味だったので、上の画像のように継ぎ接ぎのカラフルな感じに修正しました。

和紙での切り絵はラシャ紙より柔らかくて切りやすく、皺ができても水糊で延ばせ、凹凸の心配もないので、洋紙より比較的やりやすいと思います。
糊の剥がし方、修正の仕方は下の画像のように霧吹きとピンセットで慎重に剥がして行います。



また近々、和紙でもっての切り絵の作り方や、埼玉や都内の和紙のお店などを紹介するページを作りたいと思います。